離婚調停と別居 離婚原因の証拠準備これだけは!〜実際役立ったもの使わなかったもの〜
こんにちは。mocha(モカ)です。
私は小学生の子供が1人いるシングルマザーです。数年前に別居、離婚調停を経験しました。離婚を考えられている方は原因・ご事情は各家庭それぞれだと思うのですが、今回は私が離婚原因を説明するのに有利となった証拠類を紹介します。これから検討されている方に少しでも参考になればと思います。
目次
離婚原因の証拠はどのようなものが有用か?
例えば、私の様にDVが原因で別居に至った場合、当然ながら「被害を受けたことがわかる客観的事実を示せるもの」が必要となります。逆にいうと、自分が聞いたこと、見たことがいくら頭の中にあったとしてもそれは残念ながら証拠になりません。具体的には、相談者がいらっしゃる場合は弁護士の先生や法テラスで相談をしながら準備を進めていく必要があると思いますが、私が準備していて実際に裁判所に提出できた証拠(=役立った証拠)と、意外と準備していたわりに使わなかった証拠を紹介していきます。
【実際に裁判所へ提出】 役立った証拠①病院の診断書
相手に直接傷を付けられた場合や、家庭不和が原因でうつ状態になるなど精神的に傷ついた場合、病院へいき診断書を作成してもらいましょう。病院の先生は慣れているので、素直に自分の事情を説明し記載してもらうと良いと思います。
【実際に裁判所へ提出】役立った証拠②傷を受けた部位の写真
①の病院でも診断書を記載する際に先生が写真をとって下さると思うのですが、傷を受けてから病院に行くまでにタイムラグがある場合は、なるべく自分でも写真を撮っておきましょう。めいいっぱい近づいて傷だけを拡大するのではなく、傷が詳しくわかるような写真・自分の身体のどこの部位のものなのかがわかるような写真などアングルを変えて数枚撮ると良いです。
【実際に裁判所へ提出】役立った証拠③LINEのやり取り
暴言が記載されているLINEはスクリーンショットを撮って保存しておきます。特に、日時がわかることも重要なので、暴言をピンポイントにスクショするのではなく、○月✕日と日付の記載がされている部分から撮って下さい。また、文章が長い場合は複数枚に画像が別れますが、2枚めのスクショは、1枚めの画像の最後のセリフから撮るようにします。文章が続いていることを示すのが目的になりますので、せっかく撮ったものが取り直しにならないよう気をつけましょう。
【実際に裁判所へ提出】役立った証拠④音声が入っている動画
映像を撮るのはなかなか難しいと思いますが、音声であれば、スマホで動画を撮る要領で録画を開始しながら撮ることが可能です。実際にどのように言われたのかリアルに裁判官へ伝えることができますので、音声も残せたら心強いと思います。
ボツになった証拠 日記
ここからは、自分が証拠になると思っていたけれど、実際はそうでもなく、裁判所へ提出もしなかったものを紹介します。しかし、場合によっては役に立つものもあると思いますので参考にとどめてもらえたらと思います。
私は日々夫とのことを日記に記載しており、これも証拠になるのかと思っていたのですが、実際は証拠としては弱く提出まで至りませんでした。
ただ、後々離婚調停・審判などで私達がこれまでの経緯を文書化(陳述書)する場面や調停委員・裁判官と話す場面は必ずあると思いますので、その時の振り返りには役に立ったと思います。
終わりに
如何でしたでしょうか。特に裁判所を利用して離婚調停を進める場合、私が体験して感じたのは、あくまで裁判官・弁護士の先生は共に「客観的な事実で判断していく」ということでした。そのためには、自分の周りであった出来事は音声や写真など、客観的な事実で残していく必要があり、その様な証拠があればあるほど取捨選択もできますし有利であることを改めて感じました。
もし離婚を前提とした別居を考えている場合、別記事にて紹介の通り、感情的に家を飛び出すのだけはやめ、証拠を集められた段階で実行しましょう。