離婚調停と別居 ~別居後に後悔したこと4つ。想定外のことが起きる前に準備期間が必要だった~

2022年7月11日

こんばんは、mocha(モカ)です。

私は小学生の子供1人をもつシングルマザーです。事情があり、数年前に離婚調停を経験しました。
同居しながら離婚調停を進めることも可能ではありますが、なかなか精神的に苦痛ですよね。
mochaは調停前に別居を選んだのですが、ほぼ事前準備も無く家を出てしまい後で後悔したことがあります。

今回は、別居を視野に入れた場合の事前心構えについて思ったことを記載していこうと思います。

感情にまかせて飛び出すのは止める!

例えば夫婦喧嘩がヒートアップしてしまうと、ついつい感情的になって荷物をまとめて、(いる場合は)子供の手を引き家を飛び出してしまいたくなると思います😅mochaは飛び出しはしなかったものの、ろくに荷物をまとめる時間が取れないままの別居開始となりました。しかし、「一度家を出るということは、二度とこの家に入れない」ときちんと心を強く持って行動しないと、後で色々後悔します。ある程度準備をしていきましょう。

後悔①自宅の鍵を変えられてしまったのでタイムリーに荷物を運べず

mochaが出た家は、夫婦で購入した一戸建てでした。所有権も共有になっていましたので一部は自分の家でもあります。しかし、私と息子が家を出た何日か後に、夫と夫のご両親が勝手に鍵を付け替えしてしまったのです。当時、私はスーツケース1つの身軽な状態で一旦家を出て、後日夫のいない時間に何度か自宅を訪れ少しずつ私物を持ち帰っていました。しかし、ある時自宅のドアを開けようとして、鍵穴がいつもと違う色になっていることに気が付きました。。

別の記事で登場する弁護士の先生を通じて夫側へ新しい鍵を渡してもらうよう依頼したものの、こちらの主張は通らず、また夫としては、あくまで自分の家を修繕した範囲であるとの主張から鍵の引き渡しを拒否しました。

最終的に別居開始から2年半後、漸く自宅は売却することになり、買主様の用事のため一時的に自宅に入ることが出来たのですが、その時は夫が必要なものを全て持ち去った後でした。もっと持ち物を吟味して持ち帰るべきだったと後悔しています。

後悔②財産分与で夫の財産を主張できなかった

別居開始後に離婚調停を経て仮に離婚となった場合、財産分与を行うことになります。

財産分与は、基本的に双方が婚姻期間中に発生したものに関して「自分はこれだけの財産・負債がある」と主張し合い、共有財産・負債だと認められたものに関しては半分ずつ負担されるように調整していく作業です。

即ち、いくら自分が誠実に財産を主張したとしても、相手が全ての口座や財産を主張してくれているかは確認ができません。mochaも、「あの時手に入れたあの口座の入金があるはず!」と主張したのですが、先方にスルーされてしまうと、なかなか証拠を示すことができず泣き寝入り状態になってしまったのです😥

普段の財布を別にされているような方は特に、何らかの方法で夫の財産も把握できていた方が有利です。

後悔③自宅の公共料金の引き落ち口座は夫名義に変えておくべき

見出しに語弊があるかもしれませんが、別居開始(=財産分与の基準日、婚姻費用発生日)の際は自宅に残る側の口座で、自宅で生活するためにかかる費用は引き落ちるようにしておいた方が良いです。例えば、ガス代金、水道代金など。電気料金などはクレジットカードで払える会社もありますが、このクレジットカードの紐づけ先も夫サイドへ移しておくと、後で余計なコンタクトを取らなくて済みます。

後悔④携帯電話を夫名義の副回線で契約していた

普通のご家庭ではよくあると思うのですが、家族割など割引もありますし、通常夫が主回線で契約し、妻や子供たちは副回線という図式になっているかと思います。

しかし、これがなかなかやっかいでした!

別居中mochaは、夫の携帯電話は夫側、子供と私の携帯電話は私側で請求を複数個所に分けてほしいと携帯ショップで依頼したのですが、この様な変更をできるのは主回線の主のみとのこと。その他も契約を変更したり、本体代金の残債を確認したり、主回線の本人が普通にできることを副回線側はできなかったりします。。

別居を開始するにあたっては、できれば新しい携帯電話を契約し、夫の副回線側の携帯はすっぱり解約しておくか、携帯電話代金の請求先をそれぞれに設定できていた方が良いと思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか。別居は、意外と準備しようとすると荷物も多かったり、ご近所に見られないタイミングで引っ越したいなど気が張ったりします。ただ、その様な辛い中でも少しでも良いので、できることを準備してから家を出ることをおすすめします。

辛くなったら1人で悩まず法テラスや弁護士事務所へ相談することも検討すると良いと思います。

別居が決まったら、ぜひ持ち出したいものを別の記事にも記載しています。

新しいスタートへ向かう方の準備に私の記事が少しでもお役に立てると嬉しいです!